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2020年の大学入試からは英語の試験でも大きく制度が変わってきそうですね。英検やGTECなどの民間試験の資格を取得していれば、センター試験の英語の免除になる可能性も後々出てくるでしょう。
今回は今から勉強しておけば「大学入学共通テスト」に役立つ英語資格をご紹介します。
2020年度の「大学入学共通テスト」
現在の大学受験のために行われる「センター試験」が2019年度に終了し、2019年度からは「大学入学共通テスト」が始まります。
英語のテストも大きな変更点があり、センター試験のマーク式から民間の英語試験のスコアが求められるような流れとなっています。
2021年から4年間はセンターのマーク式試験と民間試験(英検、GTEC)の両方を受験することになるとのことです。
求められる英語の基準は4技能
センター試験の英語では、リーディングとリスニングの2つのスキルしか測ることができません。しかし、グローバル化が進む中、自分で書けて話せる能力も必要だと日本政府も思ったみたいです。
それゆえ、大学入学共通テストでは、新たにライティングとスピーキングの能力を測るための試験になります。
そこで基準とされているのが、英語の4技能を測れる国際標準のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)というものです。
英会話スクールのPHILLIP JAMESでもレベルチェックに使用しているのが、CEFRです。
英検
英検は現状では、民間試験の中でもかなりの確率で対象の試験になりそうですね。
英検のメリットについてもこちらで記述しているので、ぜひお時間ある時に参考にしてみて下さい。
TOEFL
海外留学(特にアメリカ)に必要となってくるTOEFLも大学入学共通テストの英語のテストとして認められる可能性が議論されてますね。
TOEFLの受験料は日本では、235USドルとなっているので、日本円で26,500円ぐらいの金額となります。かなり高額な出費となるので、英検の方が経済的な気がしますね。
ただ、TOEFLは海外留学へ行くときに必要となる試験なので、大学で海外留学を検討しているなら、大学受験の際に勉強を始めていっても良いのかもしれません。
GTEC
GTEC(Globa Test of English Communication)は、ベネッセコーポレーションが提供している英語の4技能を測れる試験です。
大学入試にも300校以上の学校で採用されている試験なので、こちらの試験も大学入学共通テストの対象試験になる可能性が高いですね。
2020年度から2023年度は移行期間
2020年度~2023年度の期間は、センター試験のマーク式と大学入学共通テストで必要となる外部試験(英検、TOEFLなど)を併用して受験することが決まったそうです。
生徒にすごい負担がかかる気がしますが。ベネッセのこちらの記事は分かりやすいので一度読んでおいた方がいいです。
「センターの入試」と「英語資格・検定試験」の併用って、どういう意味?
まとめ
大学入学共通テスト(センター試験)で英語試験については、まだまだ試験内容について議論されていくでしょう。
しかし、民間試験の利用は確実に決まったので、中学生のあなたは大学受験を見据えて、早めに民間の英語試験に挑戦していった方がいいでしょう。
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