【初心者さん向け】ネイティブの英語聞き取りが難しい理由「リエゾン」とは

執筆者 | 2022年07月08日 | リスニング, 初心者向け, 英会話

こんにちは、PHILLIP JAMESです!

3年前に30才を過ぎてから、初級から英語を勉強し始めた・・・そんな私から英会話初心者さん向けにお送りする今回のトピックは、リスニングのコツ「リエゾン」についてです。

皆さん、洋画や海外のドラマを見ながら「ふ」と、「学校の授業のリスニングはまあまあできたし、受験でも頑張れた。でも、ドラマや映画の英語ってなんでこんなに聞き取りにくいの!!??」と思ったこと、ありませんか?実はそれにはいくつかの理由があります。

まず大きな理由は、ドラマや映画は英語学習のために作られているのではない、ということ。学校や試験で使用されるリスニング教材は、そもそも内容も学習者向けに各レベルに合わせて調整さ

れ、

音読もプロが教材としての意図をもって録音しています。

つまり聞き取れるように作られている、ということです。その名は、「リエゾン」!!別名「リンキング」、とも言います。

「リエゾン」で「??」と思った方も、「リンキング」ならなんとなく意味が分かったのではないでしょうか。

「リンク」=何かと何かをつなげること、ですね。

単語の最後が子音で終わり、次に来る単語の最初が母音の時、それをつなげて発音することを「リンキング」、と言います。

 

分かりやすい例でいうと、「Good afternoon=グダフタヌーン」や、「get out=ゲラウ」あたりでしょうか。

この短さでも慣れていないと、「なんて?カッコいいけどなんて?」となるのに、

長文フルセンテンスで話されようものなら、それは「何?何?えらいこっちゃ!」になりますよね。

なぜ、日本人はこれほどネイティブの発音聞き取りに苦労するのでしょうか。それは、学校で習っていないから=触れていないから、なのです。

学校で教科書を読んでいたころを思い出してみて下さい。

それぞれの単語の基本的な読み方を間違えると直してもらえますが、リンキングしているかいないか、を

直されたことなんかないのではないでしょうか。

「ゲット・アウト」「グッド・アフタヌーン」「アン・オーリンジ(オレンジ)」、

こんな風にひとつずつをはっきり発音して読んでいませんでしたか?

もうひとつ、学校で聞いていたリスニング教材も、同じようにはっきり一単語ずつ最後まで発音してくれていませんでしたか?

それです、それなんです。

リスニング教材や、日本向けにアレンジされた英語資格試験で使われている教材の多くは、

それを使用するであろうレベルに合わせ、標準語を正しく話せるプロがしっかりはっきりくっきりと発音しています。

だから自分では「リスニング得意!」と思っていても、実際に在野の皆さんと話すと「20%しか聞き取れない・・・」

ということが起こるんです。

だって、国民総アナウンサーではあるまいし、早口の人もいれば、ちょっとなまる人・くせのある人もいますよね。

ではどうすればよいのか・・・・。

それは・・・・慣れればいいんです。それだけです。

習うことができればそれが一番ですが、残念ながら「リンキング」だけを1時間や2時間やってくれるスクールはなかなか・・・。

というわけで、自習してみるなら!

動画はいかがでしょうか。HuluやNetflixといった動画配信サイトでは日本語・英語字幕も表示できます。

学習初心者さんはアニメから初めてみましょう。英語学習初級さんの英語力は、

ネイティブに置き換えると小学校前のお子さんくらいだからです。

 

子供とあなどるなかれ。日本人でも、みかけるお子さん、かなり自己主張してたくさん話していませんか?

現在形、過去形、未来形、過去進行形に現在進行形、ほとんどのお子さん使いこなしていますよね。

かくいう私も、マンチェスターで語学学校の中級の終わりかけにいたにも関わらず、

ホストマザーに「映画行くわよ」と連れ出されると、かならずディズニーやピクサーを見せられていました。

子供向けのアニメは子供にもわかるようにはっきりと、でもナチュラルネイティブな音で発音されています。

 

子供向けなんか練習になるかいな、と思われた皆さん、100%聞き取るつもりで是非一度チャレンジしてみて下さい。

ちなみに私は、最終的にほぼ聞き取れるようになりましたが、最初のころは20%以下、と散々なありさまでした。

場面・表情から推理してどんなことを言っているか見当はつくけど、聞き取れているかと言われるとほとんどさっぱり。

というのが、初めのころの感想です。

ちなみに、ここからネイティブの中学生くらいのレベルになってくると、ドラマや映画が聞き取れてきます。

英語習得に近道なしですが、どれだけの時間を英語に触れていられるか、が習得期間の短さにかかわってきます。

1日5時間やった人と、1日1時間の人の期間が違うのは当たり前。

なら、おうちでテレビを見る時間を、海外ドラマや映画に置き換えてみる、というのもアリですよね。

 

PHILLIP JAMESではリスニングを含めたスピーキング、ライティング、リーディングの4技能をバランスよく学べます。

ご興味が湧いた方はぜひ、お問い合わせください。

もちろん、初心者さんも大歓迎です!

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