IELTSライティングタスク2とは?

執筆者 | 2019年11月08日 | IELTS対策, ライティング

目次

大阪梅田の英会話スクールPHILLIP JAMESです。

IELTSライティングタスク2はなかなか自分で学習してスコアを上げるのが難しいタスクです。

そんなIETSライティングタスク2の説明を今回させて頂きます。

IELTSのライティングセクションで、タスク2が苦手という方は是非内容をよく知っておきましょう。

IELTSライティングタスク2とは?

形式

Task1は与えられた図やグラフをまとめるという作業でしたが、Task2は与えられた質問について、意見を述べるというスタイルになっています。

大きく分けて、2つのパターンがあります。

1つは、

Many people think that violent movies are harmful to children’s mental development.
Do you agree or disagree with the statement?(『IELTSライティング完全攻略』より引用)

のように、一般的に考えられているテーマについて同意するのか、それとも反対するのかについて、意見を述べるタイプの設問です。

もう1つは、

Some people think that success at work can be measured by income or job title. Others believe that success at work can only be measured by what you achieve. Discuss both of these views and give your opinion. (『パーフェクト攻略 IELTSライティング』より引用)

のように、テーマについての2つの意見についてを吟味し、それに対してあなたの意見を述べるタイプの設問です。

語数

250ワード以上、書かなくてはいけません。上限は設定されていないのですが、250ワード以下ですと減点対象になりますので、注意が必要です。

求められるスキル

大学や大学院に入学しますと、エッセーを提出することが求められます。問題を正しく理解し、それについて論理的にエッセーを構成できなければなりません。

Task2はまさに、その能力を判定しようとします。語彙力・文法力といった英語のスキルだけでなく、エッセーを書くために必要なクリティカルシンキングや、問題を的確に理解する能力などが求められます。

IELTS Writing Task2の時間配分

ライティングセクションは、Task1とTask2を合計1時間で解かなければなりません。しかしTask2はTask1の2倍の配点であることから、40分で解くといいでしょう。

ではTask2を回答するとき、40分をどのように配分すればいいでしょうか。まずは正しく問題を理解するし、エッセーをどのように構成するのかを考えないといけません。この作業のために5分くらいの時間を見積もるといいでしょう。

またスペルミスだけでなく、冠詞の使い方や単数形であるのか複数形であるのかをチェックする時間を取りましょう。5分はかけたいところです。そして残りの30分でエッセーを書くよう心がけましょう。

IELTS Writing Task2の採点基準

ブリティッシュカウンシルが提示している採点基準は次の4つです。
Task response(設問に対する回答)
Coherence and cohesion(エッセーが一貫しているか・センテンスのつながりは適切か)
Lexical resource(語彙力)
Grammatical range and accuracy(文法を正確に使いこなしているか)

IELTS Writing Task2の書き方

導入(イントロダクション)

イントロダクションでは、エッセーの本文をどのように構成したいのかを宣言するパートです。あなたが問題をきちんと理解できているのかを短い言葉で書き、どのような主張をするのかを宣言しておくといいでしょう。

ただし設問によっては、2つ以上の回答を求める場合があります。

たとえば問題の意図をはっきり両者のメリット・デメリットを論じるような設問の場合、3つパラグラフが必要でしょう。そのため、導入部分を書いてしまうと分量が増え、時間が足らなくなるかもしれません。

ですので、イントロダクションを省く場合は、効果的な書き出しを心がけましょう。たとえば、1.1のパターン2のサンプルエッセーの書き出しは、

Superficially, income and job title indicate success. (『パーフェクト攻略 IELTSライティング』より引用)

のように、イントロダクションを省いて、シンプルな書き出しで始まっていますね。

本文(ボディ)

ボディでは、あなたの意見とそれをサポートする根拠や具体例が必要です。あなたの主張について、明示的に書きましょう。

また、あなたが示した根拠や具体例が本当にあなたの主張のサポートになっているのかについて、注意する必要があります。余計なことを書かずに、主張・根拠・具体例の3つに集中することを心がけましょう。1つの主張に対して、サポートとなる根拠は2つあるといいでしょう。

結論(コンクルージョン)

結論では、あなたが構成した議論をまとめます。あなたが主張したことと、議論の流れがわかるように、コンパクトに仕上げましょう。先ほどの設問のサンプルエッセーの結論はこのようになっています。

In conclusion, I would say that job title and income are a superficial way to measure success. To my mind, success comes from achievements, and these can be great or small. People who work in ordinary jobs-computer programmers, proof readers, truck drivers, and cleaners-can be just as successful, in their own ways, as the people at the top.

(『パーフェクト攻略 IELTSライティング』より引用)

IELTS Writing Task2に役立つ表現

5.1 Transition Words

エッセーの中で、あなたが論理的に構成するためのフレーズです。
However しかしながら
Because なぜなら
In contrast, 対照的に
In short つまり
Therefore それゆえ
In conclusion 結局

5.2 議論で使われる動詞・形容詞

argue 議論する
insist 主張する
demonstrate 証明する
suppose 想定する
consistent 一貫した
reasonable 理にかなった

5.3 文章に緩急をつける助動詞・副詞

文章に微妙なニュアンスをもたせると、表現の幅が広がります。
maybe たぶん
probably おそらく
certainly 確実に
would 〜だろう
should 〜であるはずだ

まとめ

ライティングは一長一短では伸びません。英英辞典で英単語の意味をしらべましょう。また、リーディングでなかなか書けない文章だなと思う表現があれば、メモを取るのもいいかもしれません。

普段から論理的に考える習慣をつけておくといいかもしれません。日本人にとって論理的だと思っても、ネイティブが観るとそうでない場合が結構あります。先生にチェックしてもらうといいでしょう。

関連記事:IELTSライティングタスク1の勉強の仕方

おすすめ記事:IELTS(アイエルツ)ライティング対策

無料カウンセリング実施中!

海外留学やIELTSに関する記事

ABOUT
コース
価格表
アクセス
無料体験